6月に沖縄で開催されるトライアスロン大会に向けて、日々トレーニングを重ねている50代男性の方が来院されました。
これまで継続的にランニング練習を行ってきたものの、「なかなかタイムが伸びない」というお悩みを抱えており、ランニングフォームのチェックを受けた際に「踵で蹴り出している」という指摘を受けたそうです。
タイム向上のためにフォームだけでなく、身体の使い方そのものを見直したいという目的でご来院されました。
足型チェックで見えた意外な原因
まず足の状態を詳しく確認したところ、軽度の外反母趾が見られましたが、ご本人には痛みの自覚はありませんでした。
しかし、トレーニング中には「足指の上部が擦れて痛くなる」という症状があり、シューズとの摩擦が気になるとのことでした。
さらに詳しく評価を行うと、原因は足指の筋力低下と浮き指にあることが分かりました。
浮き指の状態では、足指が地面をしっかり捉えることができず、接地が不安定になります。その結果、無意識のうちに踵で蹴り出すような走りになり、効率の悪いフォームにつながってしまいます。
足指の機能が走りに与える影響
本来、足指は着地時のバランスを支え、蹴り出し時には推進力を生み出す重要な役割を担っています。
しかし足指がうまく使えていないと、
- 着地が不安定になる
- 衝撃をうまく分散できない
- 無駄な力を使い疲労が溜まりやすくなる
といった状態になり、結果としてパフォーマンスの低下につながります。
今回のケースでも、足指の機能低下がフォームに影響し、タイムが伸びにくい原因となっていました。
テーピングによる機能サポート
施術では、足指の機能を引き出すためにテーピングを使用しました。
このテーピングにより、足指が本来の位置で働きやすくなり、着地時の安定感が向上します。
実際に装着した状態で歩行・動作を確認していただくと、
「足裏がしっかり地面に密着している感じがする」
と、これまでとの違いをすぐに実感されていました。
ホームケアとの併用で変化を実感
施術だけでなく、ご自宅でも足指の機能を高めるためのホームケアを継続していただきました。
テーピングとセルフケアを併用することで、日常的に正しい足の使い方が身につきやすくなります。
その結果、ランニング中の違和感が軽減され、徐々に走りやすさが向上。
現在ではタイムの向上も実感されているとのことです。
まとめ|タイムを伸ばすために見直すべきポイント
ランニングやトライアスロンにおいて、フォームや筋力に意識が向きがちですが、足元の機能も非常に重要な要素です。
特に足指の働きは、着地の安定性や推進力に直結するため、見直すことでパフォーマンス向上につながるケースも多くあります。
「なかなかタイムが伸びない」「フォームを改善しても変化を感じにくい」といった場合は、足指の状態に目を向けてみることをおすすめします。
足元が変わると、走りが変わる。
その変化を、ぜひ体感してみてください。